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Atem Mini Pro & V-8HD

2020年5月1日 / カテゴリー:ライブ配信, 日記, 映像


僕の持っているビデオスイッチャー、Atem Mini ProV-8HDについて書こうと思います。それぞれの機能面に関しての細かなレビューは色んな所が書かれてあるのでそれを参考にしてもらいつつ、僕が今後やる機会が多くなるだろう「音楽ライブの配信」での使い方にFocusを当てていきます。

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ライブ配信の需要が急騰して、なんだかもう機材が手配できない状態。音楽だけじゃなく、教育、セミナー、各種イベント、全てがライブ配信を求めてきました。ブームってやつですね。で、配信を考えた時に必ず辿り着く、スイッチャーの存在。僕は最初3月上旬に、Roland VR-4HDをレンタルして使いました。AVミキサーと謳うようにまさにミキサーとして映像と音声を扱え、USBでPCに接続して配信できます。

操作も直感的にわかりやすく、とは言っても準備に前日の夜をみっちり使いましたが、まぁやりやすいと思います。VR-4HDはRolandらしく音声もフェーダーやつまみで操作可能。何と言ってもXLRがさせるし、ミキサーに慣れている人は抵抗なく使えるんじゃないかな。問題はというと映像4チャンネルと、まぁまぁ大きく、そして高い。5チャンネルあればねぇ。この時、実際やってみての所感をFacebook上ではありますが、こちらに書き落としています。使用機材を漏らすことなく書いてあるので興味のある方はのぞいて見て下さい。

<Roland VR-4HD / ¥300,000 / 2016年12月発売。>

 

で、その後3月下旬にRoland V-8HDを購入。同じくRolandが2020年1月に出したばかりの新作で、何と言っても8チャンネルのHDMI入力が魅力。前回のVR-4HDをレンタルして使った時は、結局カメラ5台使ったため、4チャンネル目にHDMI切替器をかまして、2台をスイッチングさせて、なんとか5台接続。出来たけど標準で8台のカメラが繋げれるのはどうにも嬉しい。ただし、購入時にずっと気になったのが、音声入力がRCA ピンしかなく、XLRもフォンも繋げられない。この点は最後の最後まで不安だった。その時から大人気だったBlackmagicのAtem mini、こちらも気になったけど、音声がミニピン入力しかないという点、それとマルチビュー出力がないという点が致命的で候補から外していました。V-8HDが届いたその日に音楽ライブの配信、というわりと冒険な購入でした。
<Roland V-8HD / ¥270,000 / 2020年1月発売>

<Blackmagic Atem Mini / ¥38,000 / 2019年9月発売>

 

 

ただしV-8HD、会場内でモニターアウトとして使ったり、Shogunとかに録画させるのは大丈夫だけど、PCと接続させて配信するにはビデオキャプチャーが必要になる。そこがVR-4HDやAtem miniとの大きな違いでなかなかのネック。なぜなら安心できるビデオキャプチャーが少ないため。安い怪しいビデオキャプチャーを使うのは本当にオススメしません。不具合の可能性高い。同様に安いHDMIケーブルも・・・。

V-8HDの音声調整はパネル画面での操作、もしくはiPad上のアプリになるので面倒ではあるけど、まぁやれるのでひとまずは良かった。全体的に安心感はある作りで、このスイッチャー業界を牽引してきたRolandの最新作として、いいレベルにあると思います。色々と多機能。その中でも、何と言っても僕が一押しするのはフットペダルの存在。こちらは後でAtem Mini Proとの比較で説明します。

 

 

 

そして、V-8HD購入から1週間、なんとBlackmagicがAtem Mini Proを発表・発売。このタイミングは流石のBlackmagicでエグい。手に入らなくなるのが見えていたので5秒でポチりました。単体でYouTubeライブを配信出来たり、Atem miniで出来なかったマルチビューに対応したりで使えるだろう、と。案の定、今では手に入らないプレミア物になりました。

<Blackmagic Atem Mini Pro / ¥73,000 / 2020年4月発売>

 

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と、前置きが長くなりましたが、そんな経緯で2つのビデオスイッチャーが手元にあります。で、ビデオキャプチャーが要らなく、なんならPCも要らずに配信できてしまうAtem Mini Pro、そりゃ4chと8chの違いはありますが価格の¥73,000と¥270,000ほどの差は埋めようもない。Blackmagic圧勝か!?

ですが、特に音楽ライブ配信を第一の目的としている僕にとって、その20万円の差を埋めてしまう鬼のメリットがRoland V-8HDにはあります。それがフットスイッチです。<フットスイッチ / ¥5,000>
ズバリ、足でスイッチングが出来るんです。この機能があるのは、おそらくRolandだけ。そりゃ、複数のカメラマンに、スイッチャー専任がいてなんていう贅沢な現場はいいのですが、僕のようなせいぜい2人か3人、最小1人で回すのがメインの現場にはこのフットスイッチはとにかくありがたい。カメラを操作しながらスイッチングが出来て、また手よりも足の方が直感的に操作できるので、音楽ライブにFocusを当てるとRolandのこの機能は最高なんです。で、実際にそれを使用してライブ配信した映像がこれ。カメラ4台を設置して、うち1台はカメラ操作しながら、映像を切り替えていっています。

< 3/28 PLUTATA with GIANT STEPS>

 

編集をしている時に近い感覚でスイッチングできて、V-8HDを買って良かったと思いました。今回は、①センター引固定、②下手(操作)、③ステージ後方固定、④ステージ前固定の4カメだったんですが、欲を言えば、もう1人カメラマン足して、⑤上手(操作)をつけたい。それはV-8HDで出来る。よし!ちなみにこれは3月末なので、まだAtem Mini Proは発売される前。

じゃあ、Atem Mini Pro要らないじゃないか、譲ってくれよ。と言われそうですが、Atem Mini Proは僕の①センター引固定で使うBMPCC4Kを遠隔で操作出来るカメラコントロール機能があって、カメラパラメーター、レンズ、タリーライト、内蔵DaVinciカラーコレクターのリモートコントロールなど、各カメラをスタジオカメラとして使用できてしまう。これを使って、離れた場所に設置してある①センターカメラを②下手からコントロールできたら最高だ。あと、ビデオキャプチャーを信用していないので、V-8HD → Atem Mini Pro → PCで接続できないかなと思っておる所。(現在、Atem Mini Proはレンタル貸し中につき、検証できないが問題ないだろう)

あと、ちょっと画質が悪いのは、OBS内でしか録画していなく設定も適当だったのを今回切り取ったので、よくなかった。ライブ配信自体は綺麗でした。今後はShogunで録画もしていくので録画のものもずっと画質は良くなります。音はこの時は、①センターカメラにつけたSENNHEISER  MKE600のエアー音を使っています。今後は、もっともっと音を良くしていきたいから、オーディオインターフェースを導入していくことになるのかな。個人的にAPOLLO TWIN X DUOが気になっています。でも一番は音の専門家と一緒にライブ配信をしていくのが理想です。カメラマンも2、3人いてね。あぁ早くやりたいなぁ。

もうちょっとコロナが下火になってきたら、日本中ライブ配信のドサ廻りしたいなと思ってます。ミュージシャンの皆さん、ライブをやっているお店の皆さん、全国各地のライブカメラマン、音響屋の皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。その為にこのコロナ期間にバスを改造していっています。ちなみに音楽ライブの配信ががっちりできれば、その他の配信は基本楽勝だと思っています。

最後に先ほどのPLUTATAライブの同日に出演された中ムラサトコさんのライブも素晴らしかったのでご紹介させてください。この日のライブは開催するのが本当にギリギリでこれを最後に全てのイベントはキャンセルとなっていきました。表現者たちの魂のこもった夜でした。

< 3/28 中村サトコ with 石丸だいこ>

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